火災に関しては、まだまだ考えなくてはならないことがあるように思います。日本の耐火に対する考え方は、火事が起きたとき消防が到着するまでにどれだけ燃え広がらないようにするかを基本にしています。「隣の家に燃え広がらないこと」これが基本です。例えば窓ガラスが何分間燃え落ちないかでその等級を決め、住宅の密集する防火地域にはその等級の高い窓を使用するように決められています。その考え方の基本には、「燃えない家などありえない」というものです。一方で、火災が発生した場合の保険制度の考え方は、屋根が燃え落ちなくては全焼とは考えてもらえません。保険金は全額受け取れないことが結構あるのです。それぞれの立場として、いろいろあるのですが、この大きな矛盾には憤りを感じずにいられません。家の火災への強さとは、何分間燃え広がらないように済ませるかにあります。石膏ボードの厚みを大きくし、重ねて張り合わせることで、壁が燃え落ちる時間を稼ぐわけです。火災によってガラスが、割れて飛び散ると危険なため、できるだけ熱に耐えられるものを選択させられるわけです。しかし、残念ながらまだ住宅にスプリンクラーなどの消火と言う概念はほとんどありません。初期消火用の消火器がせいぜいです。まだまだと言えるでしょう。
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