全国住まい総合辞典 

現在の新築マンション市場には、数字優先の危険な兆候

2011.12.19

最近、マンションの間取りプランを集中的に見る機会がありましたが、「羊焚の輪切り」「田の字型」住戸が相変わらず幅を利かせています。首都圏が特に深刻で、関西などにはまだ、意欲的な試みのマンションが見られました。また、適正工期が守られないため、内覧会はどこも混乱しています。私のところにもたくさん依頼がありますが、内覧会チェックを行うコンサルタントが増えているのも分かる気がします。背景には、数字優先に傾斜しているデベロッパーの姿勢があるように思います。

(参考情報)
港区の大手7社の新築マンション・分譲マンションを探す マンション情報のメジャーセブン
http://www.major7.net/Searchaddress/kantoArea_1_13_103/

千葉県の大手7社の新築マンション・分譲マンションを探す マンション情報のメジャーセブン
http://www.major7.net/Searchaddress/kantoArea_11/

八王子市の大手7社の新築マンション・分譲マンションを探す マンション情報のメジャーセブン
http://www.major7.net/Searchaddress/kantoArea_7_13_201/

容積率の消化を金科玉条のように掲げ、物件ごとの収益性を高めるために無理なコストダウンを進めようとしているのです。中小クラスのデベロッパーのみならず、誰でも知っている大手でさえそういうところが増えているのです。ゼネコンや設計事務所も、それにひきずられています。このままでは、「住まい」としてのマンションづくりが、どんどんなおざりにされそうな気がします。こうしたいまの傾向をデベロッパーやゼネコン、設計事務所が自主的に変えていくとは思えません。変えられるのは、おそらく購入者であるみなさん一人ひとりです。一流のマンションを評価し、三流のものを批判できる人が増えていけば、業界側もその声を無視できなくなるでしょう。私も微力ながら、そうしたお手伝いをしたいと考えて活動しています。