全国住まい総合辞典 

変装インスペクターが行く

2011.12.02

いま世間では「欠陥住宅」「手抜き工事」がさまざまに問題になっているのは、ご存知のとおり。そこには業者側のまさに信じられないようなズサンさ・デタラメぶりが見られるのは言うまでもない。こういう事例をきちんと取り締まる法整備が早急に求められるわけだが、それはともかくとして一つ気にかかることがある。それは、ひどい業者に工事を任せるに当たって、施主側かどういうチェックをしたのかという疑問である。なかには通常の契約手続きさえ満足に踏まないまま、言わばなし崩し的に工事に「突入」されるがままになったようなケースもある。

[参考サイト]
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まあ、これなどはいくらなんでも論外と言うか無防備きわまりないもので、業者の悪質さはとりあえず置くとして、施主側も反省しなければならないだろう。ただ、そこまではいかなくても、いくつものケースを見聞きした限りでは、「トラブりたくない」「よくわからない」「専門家に任せておけばいい」等々といった施主側の「臆した気持ち」「気おくれした態度」もっと言えば「相手まかせの態度」が、のちのちリスクを大きくし、ついには一番避けたかった訴訟沙汰に行き着くことが意外に多いのだ。だからこそ私は「相談メール」で、ハウスメーカーと交渉するのに必要な限りでの「専門用語」を説明したり、ちょっとした交渉テクニックを示唆したりして、施主側の不安や疑問を解消することに努めているのだが、どうしてもそれだけでは済まないこともある。そうした場合、私は「変装インスペクター」として町に出るのだ。